製作事例
メーター部品
薄肉形状
(360×150×60 、アルミ砂型鋳造品)
【自動車用メーターの基盤ケースの製作】
近年メーターは、針で表示するものから液晶へ変わり、表示する情報が多くなってきています。
それに伴い、電子部品が多用されて発生する熱が多くなってきています。
「この樹脂製の図面から、アルミ製の試作品が作れないか?」こうしたお問い合わせをいただきました。
従来の樹脂では放熱が十分にできないことから、放熱性に優れるアルミに切り替えるメーカーも出てきています。
樹脂製作前提の図面からの製作でしたので、まずはアルミ鋳造品で成立する形状に変更するところから検討しました。
鋳造では、薄肉で肉抜形状であり歪みやすい形状のため、歪みを最小限に抑えるよう方案を工夫する必要があり、お客様と仕様の打ち合わせを重ねて、形状を決めていきました。
加工においては、鋳造品を変形させないように治具を工夫しました。クランプ時に変形させないように、細心の注意を払って製作しています。
試作製作に関するご相談、ご質問などお気軽にお問い合わせ頂ければと思います。