FSWモデルラインのご紹介(FSW-460V)

榊原精器では、インバータケースを代表とするEV部品向けのFSWモデルラインを用意しています。FSWだけでなく、機械加工、検査を一貫でできる量産を想定したモデルラインです。製品サイズにもよりますが3,000台/月規模の生産能力を持っていますので、試作だけでなく量産を想定した開発にも対応可能です。そんな榊原精器のFSWモデルラインについて説明します。

目次

FSW-460V

1.榊原精器のFSWモデルライン

榊原精器ではヤマザキマザックFSW-460Vを導入しています。これはいわゆるマシニングセンタの40番テーパクラスといわれる設備サイズになります。
これにマシニングセンタ2基、高圧洗浄機1基、耐圧検査装置1基をひとつのパッケージにしています。量産規模の試作にも対応できることが特徴です。
製品サイズに依存するところはありますが3,000台/月規模の生産能力があるとお考えいただいてOKです。

FSWモデルラインのフロー

FSW-460Vの内部はこのようになっています。設備サイズの割に大きな主軸を付帯していることがわかるでしょうか。推力が数トンフォースとなりますので、かなり大きくみえます。
治具を変更することでご希望の接合パスを実現します。FSWに特化した治具となりますので、設計は榊原精器にて行います。お客様のご要望に合わせた設計となるよう手掛けています。

FSW-460Vの内部

2.FSW加工機の基本仕様

FSW-460Vの基本仕様を以下、表1)に示します。これをみて、「おー」と思う方はかなりのマニアです。FSW-460Vは40番テーパクラスの加工機ですが、主軸は60番相当の推力(14kN)となっています。FSWはツールを押し付けながら加工しますので、大きな推力、そしてそれに耐えうる設備剛性が必要となります。60番テーパクラスは設備が大きくなりすぎますので、40番にコンパクトに推力の大きな主軸を搭載し、接合を有するEV部品に特化したことがポイントでしょうか。まとめると、ちょっと変わったマシニングセンタ、それがヤマザキマザックFSW-460Vです。

移動量 X軸移動量(テーブル左右) 560 mm
Y軸移動量(テーブル前後) 460 mm
Z軸移動量(主軸頭上下) 510 mm
テーブル上面から主軸端面までの距離 最小 150mm / 最大 660mm
コラム全面から主軸中心までの距離 504mm
テーブル テーブル作業面の大きさ 900 mm × 460 mm
テーブルの最大積載質量(等分布) 500kg
テーブル上面の形状 18 mm T溝 × 3本 125mmピッチ
ミル主軸 主軸回転速度 10,000 min-1
FSW最大推力 14 kN
主軸テーパ穴 7/24テーパNo. 40
送り速度 早送り速度 (X, Y, Z軸) 42,000 mm/min
送り速度 (X, Y, Z軸) 1~8,000 mm/min

出典:1) https://www.mazak.jp/

3. FSW加工できる製品サイズ及び製品重量

榊原精器で対応できる摩擦攪拌接合(FSW)は以下表のとおりです。自動車用インバータケースクラスの製品をターゲットにしています。

内容 仕様
接合できる最大ワークサイズ w450 mm × d400 mm × h450 mm
全加工できる最大ワークサイズ w450 mm × d400 mm × h200 mm
最大ワーク重量 40 kg※1

※1 耐圧検査機及び高圧洗浄機の最大ワーク重量は約10kgとなります。

治具仕様、製品形状によって仕様がかわりますので、詳細はお問い合わせいただければ幸いです。

FSW加工できる製品サイズ

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